ふさわしい場所

僕らは自分にふさわしい場所を

ずっと探していて

いつも周りを見ている

然るべき所にいるのか

役に立っているのか

正当に評価されているのか

その視点を自分の呼吸や

骨の支持や

皮膚の張りに

向けてみて

その肺に空気が出入りし、全身が躍動している

重さを地面に伝え

その感覚で天に伸び上がり、バランスをとっている

自分を柔らかく包み、瑞々しさをたたえてくれている

外に見たものは本当かわからない妄想

一方、体の営みは実在し

今ここで間違いなく目いっぱい役目を果たしている

あなたが外の何を見て苦しもうが

体はそこでまっとうな事を続けているから