三度続けて出会う(読了時間:5分)

ワイマールにいた頃、隣の中堅都市ライプツィヒの大学がドイツ語学校を持っている、という情報を得ていたので、そちらの入学をオンラインで申請し、受け入れ通知が来ると同時に銀行やら歯医者やら長期滞在のための準備を進めました。

海外に長期滞在する場合、歯が痛いときに保険が使えないと大変なので、歯医者に行って治療をしておくのです。

ライプツィヒにはメンデルスゾーン音楽大学があり、そこでの繋がりがつくれないかと演奏家を当たっているうちに、ある声楽家の方とお会いしました。

そこで僕のドイツでの経験や考えていることなどを話していると、

「あなたが言っているみたいなことが最近買った本に書いてあったような…」

といって後日、一冊の本を持って来られました。その本のタイトルは

「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」

副題に

アレクサンダー·テクニークとボディ·マッピング

また出た!

なんだこれ?

こんな短期間に、何の繋がりもない3人からアレクサンダー・テクニークの名前を聞いたのです。別に世の中で話題になっている訳でもないのに…。

そしてその本を翻訳した教師が、すぐ近くの芦屋に住んでいることが、その本に書かれていました。

友人に連絡をしてその本を一緒に読み、芦屋の先生を訪ねようということになりました。