自分の願望と理不尽な腹立ち

自分の願いを相手に叶えてもらう。

どう考えても自分勝手で無理があることを、実際にしてしまうのが私達です。

何かに腹を立てる原因になるこの考え、というかこの習慣的な思考パターンは、しょっちゅう私達の生活にストレスをもたらします。

少し冷静になって、「自分の願いは自分で何とかする。できなければお願いする。断られたら諦める」というプロセスをたどれば、誰の何にも責める要素がありません。

アレクサンダー・テクニークのレッスンで「こだわりがなくなり、些細なことに腹が立たなくなった」と言われる方は多いですし、それが筋緊張にまつわることであることも、次第にわかってくるものです。

一般的には、感情は心理的・精神的なものでくくられて語られていることが多いですが、僕は感情は体のリアクションだと思っています。

感情は体のことです。

言葉のない動物の様子から、嬉しいとか怖いとか感情があることがわかるのが、そう考える理由です。

そして思考であらためて意味付けをしていると思います。

誰かがあなたのために動いてくれなかったら、その時自分の体がどうなっているか気づいてみてください。

こわばりに気づいたら、それを手放して、あらためて自分の考えに目を向けていると、意外にもまったく違った心情になったりしています。

こんなに簡単にトラブルが回避できるなら使わない手はありませんよね。試してください。