心に一切触れないのに、それらしきものが揺れる本をつくってます

新作の発表が間近に迫っているため、これから関連した投稿を少しずつしていきますね。

今回は2冊の新刊に加え、実はもう1冊(こちらはまだ秘密です!)も控えており、大橋自身もどのような立ち位置でいるべきか迷うところです。ただ、改めて一つ一つの仕事に丁寧に向き合っていくしかない、と感じています。

さて本日ご紹介するのは、西東社さんから発売される
『老化細胞を抑えて痛みの根を立つ 寝たまま1分 さび筋ほぐし』
……長いタイトルですね(笑)。

このタイトルは出版社さんがつけたもので、大橋は半年以上にわたり、ひたすら素材を提供してきました。

実を言うと、大橋は老化現象の専門家ではありません。ですので執筆にあたっては徹底的に調べました。その過程で見つけた面白い論文は、X(旧Twitter)でも随時紹介していました(投稿はこちら→ x ohashishin

では、大橋にとって「老化」とは何か。

それは、「細胞には分裂の限界があり、ストレスを受けた細胞ほどその限界が早まる」ということに尽きます。
細胞が老化すれば、細胞の集合体である私たちも老いる──とても単純な話です。

では老化を遅らせるには?
答えは「ストレスを減らす」しかありません。

ここで言う「ストレス」とは、物理的な外圧のこと。ですがそれは、筋肉の緊張が慢性的に続くことでも起こります。むしろ多くの場合、それが主な原因ではないかと大橋は考えています。

今回の新刊では、この考え方を主軸に据えました。

見た目は一見「がっつり系」のエクササイズ本ですが、大橋自身はそこまで運動の「様式」に重きを置いていません(むしろ担当編集さんがそちらに全力で寄せられました。先方には先方の考えと、すべきことがあるので)。

手に取ってみると、どこかで見たことのあるような運動ばかりだと感じるかもしれません。
そのとおりです。運動の様式・形式そのものには、あまり意味がないと思っています。

それよりも、「なぜその運動を選んだのか」という背景を知っていただき、そこから少しでも健康に対する視点が変わってくれれば──それが本書の狙いです。

なお、大橋には「メンタル」に関するご相談をいただくことが多いのですが、「心」という言葉は使いません。
なぜなら、大橋自身「心」は実体として存在しているとは思っていないからです。

実在しているのは、体。脳や筋肉など、具体的なものです。

だからこそ、運動の形式よりも、「何をどう感じて、どう動かすのか」という視点のほうが大事です。
そうした考えが、今回の新刊にはかなりトリッキーな形で織り込まれていると思います。

発売日は今のところ「5月19日予定」となっていますが、実は大橋のところにはまだ正式な連絡が来ておりません(笑)。

どうぞお楽しみに。