ショート動画解説「学びの場で、どんな意図があるか?には答えない」

こんにちは。アレクサンダーテクニーク教師のトレーニングを始めたこともあって、その様子をショート動画に上げ始めました。


ショート動画が1分という縛りがあるので、前後関係が大事なトレーニング内容を伝えるには難しいな、と思いつつ、雰囲気をお伝えできれば、勉強しに来ようかな…と思う人も増えるのかと思いつつ配信しています。


しかしあまりにも謎な発言をしているようにも見えてしまうので、こちらで動画解説をして補完しようと思い立ちました。


今回はNWIトレーニング動画で一つ目に上げた「意図を言ったら意味がない」についてです。


動画リンク「意図を言ったら意味がない」


これは教師は生徒に何をどこまで伝えるのかについてのやり取りから切り抜いています。


一般的な学校では、先生たちは生徒たちの使う教科書に付帯した「ねらい」を示したガイダンスを持っています。


それは生徒たちが学ぶ高次の学びが示されているのですが、それを生徒達に見せたって学びが高次に行き着くわけでもありません。


物事には順序があるし、熟成するにも消化するにも時間や期間が必要ですから。


ところが受験対策などで私塾はこの「ねらい」やガイダンスを情報開示して、より高得点を取らせることに成功しています。


それがよいかどうかはそれぞれの事情や判断があるのでお読みの方にお任せするとして、僕のところに相談にやってくるクライアントさんの課題は「自分でほどけない筋緊張」であって、受験のような「情報変換して高得点を取る」のが目的ではないので、その学習には意味がないのです。


意味がないというか、デメリットの方が目立ちます。


自分で発見する喜びは、それを応用する動機になりますし、自己肯定や自己受容の体験そのものです。


教師はそれを奪ってはならないのです。